旅行の計画を立てるとき「星野リゾート」や「星のや」という名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
実は、この二つは同じものではないんです。
結論からお伝えすると、「星のや」は「星野リゾート」が展開するブランドの一つなんです。
星野や、星野リゾートに興味を持っているあなたへ、星野リゾートの各ホテルの違いと魅力をたっぷりお伝えしますので、高級リゾートを検討している方や、星野リゾートの各ブランドの違いが気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それぞれの施設の違いを簡潔にまとめると下記のようになります。
ブランド | ランク | 価格帯 | 特徴 | コンセプト |
---|---|---|---|---|
星のや | 最高級 | 1泊7万円〜(時期により20万円以上) | テレビなし、2泊以上推奨、個別対応サービス | 「現代を休む日」圧倒的非日常感 |
界 | 高級 | 1泊3万円〜7万円程度 | 温泉中心、地域文化体験、1泊2食付き | 地域の温泉文化を体験 |
リゾナーレ | 高級 | 1泊3万円〜7万円程度 | アクティビティ充実、ファミリー向け | 西洋型リゾートホテル |
その他個性的なホテル | スタンダード | 1泊2万円〜4万円程度 | 地域特色を活かした体験 | 施設ごとに異なる |
OMO | カジュアル | 1泊1万円〜3万円程度 | 都市観光の拠点、観光案内サービス | 街の魅力を楽しむ |
BEB | リーズナブル | 1泊1万円前後〜 | 若者向け、交流スペース | 「居酒屋以上、旅未満」 |

本文ではより詳しく解説して行きます!
星野リゾートとは
星野リゾートは、日本を代表する高級リゾート運営企業です。
その歴史は古く、1914年に長野県軽井沢で「星野温泉旅館」として創業したのが始まりです。
創業者の星野嘉助さんが始めた一軒の温泉旅館が、現在では国内外に約50施設を展開する大企業へと成長しました。
現在の代表である星野佳路さん(4代目)のもと、「地域の自然や文化を活かした唯一無二の滞在体験を提供する」という理念を掲げています。
単なる宿泊施設ではなく、その土地ならではの体験や感動を提供することにこだわっているんですよ。
星野リゾートの特徴は、様々なブランドを展開していることです。
それぞれのブランドには明確なコンセプトがあり、旅の目的や予算に合わせて選べるようになっています。
「星のや」はその中の一つのブランドなんです。
星野リゾートが展開する7つのブランド
星野リゾートは現在、大きく分けて7つのブランドを展開しています。
それぞれ特徴が異なるので、簡単に紹介していきますね。
星のや

星野リゾートの最高級ブランドです。
「現代を休む日」をコンセプトに、日本の伝統と現代の快適さを融合させた非日常的な空間を提供しています。
各地の文化や自然を活かした独自の体験プログラムが特徴で、2泊以上の滞在を基本としています。
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界
日本の伝統的な温泉旅館をベースにした高級ブランドです。
全国各地の温泉地に展開し、その土地の温泉文化や食文化を体験できます。
「その土地らしさ」を大切にした設計やサービスが魅力です。
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リゾナーレ

自然を満喫できるアクティビティが充実した西洋型リゾートホテルです。
ファミリー向けのプログラムが豊富で、子どもから大人まで楽しめる施設となっています。
「八ヶ岳」「トマム」「熱海」などに展開しています。
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OMO
都市型のカジュアルホテルブランドです。
「街の魅力を楽しむためのサポート」をコンセプトに、地元の情報に詳しい「OMOレンジャー」というスタッフが観光案内をしてくれるのが特徴です。
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BEB

若者向けの自由度の高いホテルで、「居酒屋以上、旅未満」がコンセプトです。
地元の人と旅行者が交流できる空間を目指しています。
カジュアルな雰囲気で、リーズナブルな価格設定が魅力です。
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RISONARE Baycourt
リゾナーレの姉妹ブランドで、都市型のリゾートホテルです。
現在は横浜に1施設のみ展開しています。
その他の個性的なホテル
「星のや富士」のようなグランピング施設や、「青森屋」「奥入瀬渓流ホテル」など、特定のブランドに属さない個性的な施設も運営しています。
星野リゾートのブランド別ランク(高級順)
星野リゾートの各ブランドは、価格帯や提供するサービスのレベルによって、おおよそ以下のようにランク分けされています。
星野リゾートのブランドを高級順にまとめました。
ランク | ブランド名 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
最高級 | 星のや | 1泊7万円〜(時期により20万円以上) | 個別対応のサービス、特別な体験プログラム |
高級 | 界・リゾナーレ | 1泊3万円〜7万円程度 | 質の高いサービスと施設、「界」は温泉文化、「リゾナーレ」は西洋風リゾート |
スタンダード | その他の個性的なホテル | 1泊2万円〜4万円程度 | 地域の特色を活かした体験と快適な宿泊 |
カジュアル | OMO | 1泊1万円〜3万円程度 | 都市観光の拠点、地域の魅力を伝えるサービス |
リーズナブル | BEB | 1泊1万円前後〜 | 若者向けのカジュアルな雰囲気、気軽に利用可能 |
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「星のや」の特徴と魅力
圧倒的な非日常感と上質なサービス
「星のや」の最大の魅力は、日常から完全に切り離された特別な空間です。
チェックインからチェックアウトまで、すべてのプロセスが通常のホテルとは異なり、まるで別世界に足を踏み入れたような感覚を味わえます。
「現代を休む」というコンセプト
「星のや」の客室にはテレビがありません。
これは「現代を休む」というコンセプトの表れです。
常に情報に触れている現代人が、真の意味でリラックスできる空間を目指しています。

その代わり、読書や瞑想、自然との対話など、本来の豊かな時間の過ごし方を提案しています。
各施設の独自テーマ
「星のや」の各施設には、それぞれ独自のテーマがあります。
例えば「星のや京都」は「水辺の私邸」、「星のや東京」は「都会の中の温泉旅館」といったテーマに基づいて設計されています。
そのテーマに沿った建築、インテリア、サービスが一貫して提供されるため、統一感のある体験ができるんですよ。
広々とした客室とプライベート感
「星のや」の客室は広々としており、プライベート感を重視した設計になっています。
例えば「星のや軽井沢」の客室は約80㎡もあり、一般的なホテルの2〜3倍の広さです。

共有スペースも混雑を避ける工夫がされており、他の宿泊客を気にせずくつろげます。
地元の食材を活かした創作料理
「星のや」の食事は、地元の食材を活かした創作料理が中心です。
季節ごとに変わるメニューは、その土地の文化や風土を反映したものばかり。
料理人の技術と感性が光る、まさに「食の体験」と呼べるものです。
2泊以上の滞在が基本
「星のや」は基本的に2泊以上の滞在を推奨しています。
これは、ゆっくりと時間をかけて施設や周辺環境を楽しんでほしいという思いからです。
1泊だけでは味わいきれない体験プログラムも多く用意されています。
「星のや」の代表的な施設紹介
「星のや」ブランドは現在、国内外に8施設あります。
それぞれ特徴的な施設なので、代表的なものをいくつか紹介しますね。
星のや軽井沢
星野リゾートの原点とも言える施設です。
「谷の集落に滞在する」をコンセプトに、自然に囲まれた敷地内に分散配置された客室が特徴です。
四季折々の自然を感じられるプログラムが充実しています。
星のや富士
日本初のグランピングリゾートとして注目を集めた施設です。
富士山の麓に位置し、キャビンと呼ばれる客室からは富士山の絶景を楽しめます。
アウトドア体験と快適な宿泊を両立させた新しいスタイルの「星のや」です。
星のや京都
嵐山の渓流沿いに位置し、「水辺の私邸」をテーマにした施設です。
京都の四季を感じられる庭園や、川床料理など、京都ならではの文化体験ができます。
星のや沖縄
2020年に開業した比較的新しい施設です。
「グスクの居館」をテーマに、琉球王国の文化を現代的に解釈した空間が広がっています。
沖縄の海を一望できるロケーションも魅力です。
「星のや」と「界」の違いを比較
「星のや」と「界」は、星野リゾートの中でも特に人気の高い高級ブランドです。

この2つのホテルは具体的にどう違うの?
どちらも日本の伝統を大切にしていますが、コンセプトや体験内容に明確な違いがあります。
ここでは、この二つのブランドを詳しく比較してみましょう。
コンセプトの違い
「星のや」は「現代を休む日」をコンセプトに、日常から完全に切り離された非日常体験を提供します。
一方「界」は、「地域の温泉文化を体験する」ことをコンセプトにしており、その土地の温泉や文化に焦点を当てています。
食事の違い
「星のや」の食事は基本料金とは別に設定されていることが多く、選択制になっています。
一方「界」は基本的に1泊2食付きのプランが中心で、その地域の郷土料理や季節の食材を活かした会席料理が提供されます。
施設・サービスの違い
「星のや」はより個別化されたサービスを重視し、専任のスタッフがついたり、プライベート感のある空間が多かったりします。
「界」は温泉を中心とした施設構成で、大浴場や露天風呂などの共有スペースが充実しています。
客室の特徴の違い
「星のや」の客室は広々としており、独自のデザインコンセプトに基づいた特別な空間になっています。
「界」の客室は伝統的な和室をベースにしつつも、現代的な快適さを取り入れたものが多いです。
価格帯の違い
「星のや」は1泊あたり7万円〜(時期によっては20万円以上)と、最高級の価格帯です。
対して「界」は1泊3万円〜7万円程度と、「星のや」よりもリーズナブルな設定になっています。
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予算別・目的別の選び方
星野リゾートの各ブランドは、旅の目的や予算によって選び分けるのがおすすめです。
ここでは、どんな方にどのブランドが合うのか、簡単にまとめてみましょう。
特別な記念日や贅沢な休暇なら「星のや」
結婚記念日や大切な節目、特別な人との時間を過ごしたい場合は、最高級ブランドの「星のや」がぴったりです。
非日常的な空間と特別なサービスが、かけがえのない思い出を作ってくれるでしょう。

予算に余裕がある方や、人生で一度は特別な体験をしたい方におすすめです。
日本の温泉文化を楽しみたいなら「界」
温泉旅行を楽しみたい方や、日本の伝統的な旅館文化を体験したい方には「界」がおすすめです。
全国各地の温泉地に展開しているので、訪れたい温泉地に合わせて選ぶことができます。

外国人の方にも日本文化を体験できると人気があります。
ファミリー向けのアクティビティを楽しみたいなら「リゾナーレ」
子ども連れのファミリーには「リゾナーレ」が最適です。
子ども向けのプログラムが充実しており、プールやアクティビティ施設も整っています。

大人も子どもも楽しめる空間なので、家族の思い出作りにぴったりです。
都市観光の拠点として利用するなら「OMO」
観光地や都市部を拠点に街歩きを楽しみたい方には「OMO」がおすすめです。
地元に詳しいスタッフが観光案内をしてくれるので、その街の魅力を効率よく楽しめます。

価格もリーズナブルなので、観光メインの旅行に最適です。
リーズナブルに若者向けの滞在なら「BEB」
予算を抑えつつも、星野リゾートのサービスを体験したい方や、若い世代のグループ旅行には「BEB」がおすすめです。

カジュアルな雰囲気で、地元の人との交流も楽しめる新しいタイプの宿泊施設です。
まとめ:星野リゾートの魅力と選び方のポイント
星野リゾートは、単なる宿泊施設ではなく、その土地ならではの体験や感動を提供することにこだわっています。
「星のや」はその中でも最高級ブランドとして、非日常的な空間と特別なサービスを提供しているんですね。
各ブランドには明確なコンセプトがあり、旅の目的や予算に合わせて選ぶことができます。
特別な記念日には「星のや」、温泉旅行には「界」、ファミリー旅行には「リゾナーレ」、都市観光には「OMO」、カジュアルな旅行には「BEB」というように、目的に合わせて選ぶとより満足度の高い旅になるでしょう。
星野リゾートの最大の魅力は、地域に根ざした体験ができることです。
その土地の自然や文化、食を通じて、新たな発見や感動を得られるのが星野リゾートならではの価値だと言えるでしょう。
次回の旅行計画を立てる際は、ぜひこの記事を参考に、自分の旅のスタイルや目的に合った星野リゾートのブランドを選んでみてくださいね。
きっと、これまでにない特別な旅の思い出ができるはずです。